2012年05月04日
プロの俳優を目指している方へ
プロの俳優を目指している方に、ちょっとメッセージ。
「プロ」とは「プロフェッショナル」ってことですが、「プロフェッショナル」とは高品質の生産物を生産出来る人のことを指します。
ですから、俳優にとっての生産物は「観客が感動する演技」なのかもしれません。
その為には、高品質とは何か、観客が感動する演技とは何かについて知らないと、近づくことは出来ません。
私は高校生から演劇を始めて、25年が経とうとしています。
その間、お芝居をたくさん観て、たくさん創作しました。
様々なプロフェッショナルや、目指している人を見ました。
自分の経験、体験、色々な人を観察して思ったことで、プロフェッショナルになるために一番難しいことは、「続けること」です。
「続けること」が、何よりも一番難しいことだと思います。
例えば、俳優で必要な身体トレーニング、発声練習、身体コントロール、そして良い演技をするために必要な様々なこと。
それを毎日続けていくことは、なかなか出来ることではありません。
しかし、それを飽きもせず続けていけている人が、プロフェッショナルになります。
また、「目立ちたい」「注目されたい」「拍手をもらいたい」「認めてもらいたい」という動機は、いつの間にか消えてしまうようです。
では何故、続けられるのか?
表現したいもの、伝えたいものがあるからかもしれません。
私は俳優ではなく演出が主ですが、どの演出作品でも伝えたいことがあって、ずっと創り続けています。
子ども環境劇団PAFのステージでも、そうです。
PAFのメンバーは、俳優の技術だけを学びません。
環境、身の周りのことについても学びます。
人が何か行動を起こす時は、必ずそこに動機があります。
動機があって、人に伝える表現なのです。
過去、私が演出した方で、こんな方がいました。(勿論、大人の方ですよ)
「私は、女優になりたい」
私は、こう答えました。
「なるほど、では、女優になって、何がしたいの?何を表現したいの?」
結局、彼女には答えがありませんでした。
「画家は、画家になりたくて画家になったのではなく、絵を描くのが好きだから画家になったんだよ」
俳優だったら、演技をすることが好きだから、俳優になったのでしょうが。
俳優の俳は、人に非ずと書き、優は優れたです。つまり人ではない優れた人です。
様々な人や動物やあるいは物や目に見えない者にまで変化してしまうのが俳優です。
しかし、演じるものにも考えや生きる動機があり、それさえも成りきれるのが俳優です。
もうすでに、その人ではないのですね。
別の生き方や考え方を血肉にして、表現する。
自分が共感したり、それを表現したいという動機がなければ、続けていくのは大変なことだろうと思います。
自分の身近にある環境を知ることによって、様々な目線に立ち、例えば問題意識を持ったなら、それを伝えたい、表現したいと思うことでしょう。何故ならその時、あなたの心が動いた・・・つまり、感動があったからです。
演技をする、表現をするベースを持つことが、続けていく鍵になると私は思います。
「プロの俳優になろう」と思ったなら、どんなものでも俳優に必要なことを続けてください。
それが必ず血肉になり、 自分の夢に近づく源になることでしょう。
PAFでは、そんなあなたをお待ちしております。
「プロ」とは「プロフェッショナル」ってことですが、「プロフェッショナル」とは高品質の生産物を生産出来る人のことを指します。
ですから、俳優にとっての生産物は「観客が感動する演技」なのかもしれません。
その為には、高品質とは何か、観客が感動する演技とは何かについて知らないと、近づくことは出来ません。
私は高校生から演劇を始めて、25年が経とうとしています。
その間、お芝居をたくさん観て、たくさん創作しました。
様々なプロフェッショナルや、目指している人を見ました。
自分の経験、体験、色々な人を観察して思ったことで、プロフェッショナルになるために一番難しいことは、「続けること」です。
「続けること」が、何よりも一番難しいことだと思います。
例えば、俳優で必要な身体トレーニング、発声練習、身体コントロール、そして良い演技をするために必要な様々なこと。
それを毎日続けていくことは、なかなか出来ることではありません。
しかし、それを飽きもせず続けていけている人が、プロフェッショナルになります。
また、「目立ちたい」「注目されたい」「拍手をもらいたい」「認めてもらいたい」という動機は、いつの間にか消えてしまうようです。
では何故、続けられるのか?
表現したいもの、伝えたいものがあるからかもしれません。
私は俳優ではなく演出が主ですが、どの演出作品でも伝えたいことがあって、ずっと創り続けています。
子ども環境劇団PAFのステージでも、そうです。
PAFのメンバーは、俳優の技術だけを学びません。
環境、身の周りのことについても学びます。
人が何か行動を起こす時は、必ずそこに動機があります。
動機があって、人に伝える表現なのです。
過去、私が演出した方で、こんな方がいました。(勿論、大人の方ですよ)
「私は、女優になりたい」
私は、こう答えました。
「なるほど、では、女優になって、何がしたいの?何を表現したいの?」
結局、彼女には答えがありませんでした。
「画家は、画家になりたくて画家になったのではなく、絵を描くのが好きだから画家になったんだよ」
俳優だったら、演技をすることが好きだから、俳優になったのでしょうが。
俳優の俳は、人に非ずと書き、優は優れたです。つまり人ではない優れた人です。
様々な人や動物やあるいは物や目に見えない者にまで変化してしまうのが俳優です。
しかし、演じるものにも考えや生きる動機があり、それさえも成りきれるのが俳優です。
もうすでに、その人ではないのですね。
別の生き方や考え方を血肉にして、表現する。
自分が共感したり、それを表現したいという動機がなければ、続けていくのは大変なことだろうと思います。
自分の身近にある環境を知ることによって、様々な目線に立ち、例えば問題意識を持ったなら、それを伝えたい、表現したいと思うことでしょう。何故ならその時、あなたの心が動いた・・・つまり、感動があったからです。
演技をする、表現をするベースを持つことが、続けていく鍵になると私は思います。
「プロの俳優になろう」と思ったなら、どんなものでも俳優に必要なことを続けてください。
それが必ず血肉になり、 自分の夢に近づく源になることでしょう。
PAFでは、そんなあなたをお待ちしております。
Posted by 制作 at 00:26│Comments(2)
│理事長:松尾より
この記事へのコメント
重みのあるコメントです。
お待ちしております。
お待ちしております。
Posted by 保護者会代表 at 2012年05月04日 10:51
………
あ~~~~戻りてぇ~~~~~~!!!!(ToT)
あ~~~~戻りてぇ~~~~~~!!!!(ToT)
Posted by ショーン at 2012年05月07日 21:59